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再生可能エネルギー事業を通じて、地域社会の課題解決をめざします。
西松建設株式会社

 西松建設では、これまで創業以来150年近い年月をかけて培ってきた知見と技術、ノウハウを活かし、当社の企業理念である「価値ある建造物とサービスを社会に提供することで、安心して暮らせる持続可能な社会・環境づくり」に貢献してきました。
 これからは、当社が事業の柱としてきた土木事業、建築事業、開発・不動産事業に次いで、環境・エネルギー事業においても持続可能な社会・環境づくりに貢献していきます。

目次

    CO2排出量と再生可能エネルギー創出量の「ネットゼロ」をめざします。


     西松建設は、土木事業、建築事業、開発・不動産事業に次ぐ事業の柱とするため、2021年度より再エネ・省エネ事業を基軸とした環境・エネルギー事業を本格的に始動しました。
    土木・建築事業で排出するCO2の量と、社会に還元する再生可能エネルギー量を相殺してゼロ(ネットゼロ)にすることをめざしています。

    具体的な取組


     すでに稼働としている事業としては、太陽光発電PPA事業があります。当社が施工した千葉県の物流施設において、施設の屋上に太陽光発電設備を設置しサービスをスタートしました。
    また、木質バイオマス発電事業が山口県で本格的にスタートします。木質バイオマス発電は、再生可能エネルギーの中でも天候に左右されず安定的に供給できる電源であり、また地域の木質資源の活用によってエネルギーを生み出すことができる地産地消型の電源でもあります。この発電の燃料となる木質チップは地元の間伐材や林地残材などの未利用材を利用する予定で、これら未利用材の活用は山林保全や林業振興につながるとともに、地元に新たな木材需要を創出できると期待しています。


    太陽光発電PPA事業

    木質バイオマス発電事業



    太陽光発電PPA事業

    木質バイオマス発電事業

    真のゴールは、持続可能な街づくりへの参画 ~「西松版ゼロエミッション・シティ構想」~


     西松建設は「地域社会の課題解決に貢献する持続可能な仕組みづくり」こそが、当社のめざす役割であり、再生可能エネルギー創出事業は、そのためのツールの一つと考えています。再生可能エネルギー創出事業を通じて自治体が抱える環境問題を解決に導き、自治体と共創して持続可能な街づくりを事業化していくことが、当社のめざす「環境・エネルギー事業」の真のゴールだと考えています。
     上記ゴールをめざして、福岡県の自治体と「脱炭素のまちづくり」を目的とする包括連携協定を締結しました。地域の駐車場などに太陽光発電パネルを設置、自前の電線や蓄電池を整備して公共施設の電力を賄うマイクログリッド(小規模電力網)を構築する予定です。本事業をきっかけに他の自治体にも展開し、地域社会の課題解決に貢献していきたいと考えています。

    西松版ゼロエミッション・シティ構想

    この記事の著者

    西松建設株式会社 環境・エネルギー事業統括部 坂東 龍
    西松建設株式会社
    環境・エネルギー事業統括部 坂東 龍
    2003年 西松建設入社、土木事業本部にて高速道路や鉄道等の建設工事に従事
    2016年より経営企画部
    2021年より環境・エネルギー事業統括部にて再生可能エネルギー事業に従事
    2003年 西松建設入社、土木事業本部にて高速道路や鉄道等の建設工事に従事
    2016年より経営企画部
    2021年より環境・エネルギー事業統括部にて再生可能エネルギー事業に従事
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