宮崎市の概要
宮崎市は宮崎県のほぼ中央に位置し、風光明媚な砂浜と波状岩を有する日向灘に面している、約40万人の人口を擁する中核市です。また、年間日照時間の平均値(1991~2020年)は全国の県庁所在都市の中で第6位であることや、四季折々の美しい花と緑があふれているなど、豊かな自然に恵まれており、「未来を創造する太陽都市みやざき」の実現に向け取り組んでおります。
「ゼロカーボンシティみやざき」を目指して
宮崎市は2021年8月、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティみやざき」を目指すことを宣言しました。
宮崎市域の温室効果ガス排出量は年々減少傾向ですが、まずは2030年までに46%削減するため、取り組みを進めております。
啓発事業として、市民や地域が行う環境保全活動の推進、及び環境に関する講座等を対象にした「環境学習指導者養成講座」、「環境学習パートナー派遣」を実施し、環境保全に対する意識の向上に努めています。また、小学生を対象に、大淀川に生息する小魚の生育地・準絶滅危惧種のタコノアシの生育地の拡大や、カヌー等の活用による大淀川の生物観察を行い環境保全学習を行う「大淀川環境保全クラブ育成事業」、子どもたちが買い物ゲームを通し、容器や包装の違いによる、ごみ減量の重要性を学習する「こども5R学習事業」を実施し、次世代への環境教育にも力を入れております。
また、環境に配慮した活動を行う事業者を、宮崎市独自の環境マネジメント規格に基づいて、支援・認証する「みやざきエコアクション認証制度」、市民団体・事業者・行政で構成された「地球温暖化対策地域協議会」を設立し、相互協力しながら地域密着型の幅広い活動の実施、環境に配慮したグリーンスローモビリティ「ぐるっぴー」を、中心市街地の回遊性向上を目的に2台導入するなど、地球環境にやさしいまちづくりを推進しております。
グリーンスローモビリティ「ぐるっぴー」
ゼロカーボンシティの実現には、即効性のある施策はないため、全ての市民や事業者の行動変容と、日々の積み重ねが重要と考えており、今後は今以上の施策の展開を行い、2050年のカーボンニュートラルを目指します。
この記事の著者
宮崎市
環境部環境政策課主査 前田 倫希
平成16年度に宮崎市役所入庁。令和3年度に環境政策課に異動し、令和4年度よりゼロカーボン施策業務に従事する。
平成16年度に宮崎市役所入庁。令和3年度に環境政策課に異動し、令和4年度よりゼロカーボン施策業務に従事する。
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