2023年4月FOUREメディアサイトをリニューアルしました!

「2050年ゼロカーボンシティ」をめざして
東大阪市

目次

    東大阪市の概要


    東大阪市は、大阪府の中央部に位置し、約49万人の人口を擁する大阪府下3番目の都市で、西側は大阪市に隣接する都市部でありながらも、東側には生駒山地が連なり、豊かなみどりもあるまちです。

    ラグビーの聖地「東大阪市花園ラグビー場」を有する「ラグビーのまち」であり、また技術力の高い中小企業が多数立地する「モノづくりのまち」であることが東大阪市の大きな特徴となっています。

     

    「2050年ゼロカーボンシティ」をめざして


    東大阪市は2020年5月、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す「2050年ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

    東大阪市域の温室効果ガス排出量は、産業部門、民生業務部門、民生家庭部門、運輸部門におけるエネルギー由来の二酸化炭素が大半を占めているため、これらの排出部門の対策が重要であり、取り組みを進めています。

    まず、市民向けの取り組みとして、省エネの知識を有する市民ボランティアの方と協力して、日常生活における省エネ行動のアドバイスを行う「家庭の省エネ相談会」の開催や、小学校への環境教育出前講座の実施など、啓発を中心に取り組んでいます。また、家庭用太陽光発電設備や蓄電池等の設置費用の一部を補助しており、再生可能エネルギー等の導入促進にも取り組んでいます。

    次に、事業者向けの取り組みとして、環境省の環境マネジメントシステムであるエコアクション21の普及促進を行っています。また、2021年10月には東大阪市域の脱炭素化に寄与することを目的として、近鉄バス株式会社・関西電力株式会社と環境対策等の強化に関する連携協定を締結し、市内路線バスに導入された電気バスやエネルギーの利活用による脱炭素化に向けた取り組みを検討しているところです。

    「2050年ゼロカーボンシティ」の実現のためには、市民や事業者の行動変容が不可欠です。今後もこれまで実施してきた取り組みを含め、より多くの市民や事業者の行動変容につながるような支援や啓発を着実に実施し、「2050年ゼロカーボンシティ」をめざします。

    この記事の著者

    東大阪市 松井 伸一郎
    東大阪市
    松井 伸一郎
    環境部環境企画課主任。
    平成23年度に東大阪市役所入庁後、環境部公害対策課にて大気汚染や悪臭に関する工場・事業場の規制業務を担当。
    平成29年度に環境企画課に異動。地球温暖化対策に関わる市民や事業者への啓発業務や地球温暖化対策実行計画の改定業務などに従事する。
    環境部環境企画課主任。
    平成23年度に東大阪市役所入庁後、環境部公害対策課にて大気汚染や悪臭に関する工場・事業場の規制業務を担当。
    平成29年度に環境企画課に異動。地球温暖化対策に関わる市民や事業者への啓発業務や地球温暖化対策実行計画の改定業務などに従事する。
    みんなのリアクション
    • 役に立った
    • もっと知りたい
    • 応援する

    コラム